中国崩壊
2014年、中国は崩壊する
■中国の拡大主義は限界が近く、
■すでに自壊の徴候が現れている。
■習近平新体制への移行後、
■2014年に中国バブルの破裂から
■一党独裁体制は崩壊する!
■衝撃のシミュレーションを公開
中国はチベットや新疆ウイグルはもちろん、わが国の領土である尖閣諸島をも侵略せんとしている。 「なぜ中国は拡大主義を取るのか?」という疑問について、「それは中国だから」という以外に答えはあるのだろうか。 筆者はこの問いについて「通貨制度の異質さ」を挙げる。中国は「資産そのものが通貨発行の基準」であるため、 常に国家資産を増やさなければ通貨が発行できないと言うのだ。つまり、共産党の保有している資産が多くなれば、 その限度まで通貨を発行できるが、逆に言えば、通貨発行が限度に達すると、どこかの資産を奪い取らねば通貨を発行できなくなる。
これが尖閣の資源を狙う最大の理由だと指摘している。中国バブルを継続させるには、紙幣を刷って経済を循環させる必要がある。
しかし、尖閣の奪取に失敗し、8%成長を下方修正するなど、中国の拡大主義は限界に近づいている。そんな国情にもかかわらず、
権力闘争に明け暮れる指導部はどんな国をつくろうとしているのか? 習近平新体制は中国をマシな国にできるのか? 答えはもちろん「否」である。中国はすでに自壊しつつある。日本人はこの現状をどう受け止めるべきなのか、本書で詳らかにする。
■本書の構成
第1章 尖閣諸島で敗北した中国
第2章 日本人が知らないメンツ社会
第3章 中国経済の問題
第4章 中国崩壊とその後
■本書より
経済成長が鈍化し、下層民衆の不満が爆発したときに中国は崩壊の危機にさらされる。 実際のところ、現在の中国において下層民衆、人民全体の反乱によって一党独裁が覆る可能性はどれくらいあるのだろうか。
世界は13億人を超える中国の欲望に応えられるほど寛容ではない。現在の拡大主義を続けるのであれば、 世界中を敵に回して孤立するだけだろう。中国政府がそれを自制したところで、人民が欲望に駆られて動くことを止めることはできない。
筆者はこれらの理由から、下層民衆が中心となって中国共産党政府と対立し、欲望のままに拡大主義を自主的に進めると予測している。
その結果、チベットや内モンゴルなどの地方自治区の反乱、人民解放軍による内乱、あるいは、下層民衆をはじめとする中国人民によるあらゆる手段を使った
政府転覆の企てによって、共産党体制は倒されるだろう。その分岐点は習金平体制が発足してから1年経過後の2014年だ。温家宝首相が発表した8%を下回る
経済成長が続き、有効な経済政策を打てないままに、バブル経済が破裂した場合、中国人民の生活レベルは一気に下がる。
そうなれば、2014年に、まさに本書のタイトルのように中国は崩壊に向かうだろう。
2014年、中国は崩壊する